NHKの「チコちゃんに叱られる」最近ハマって毎回観ています。もちろん毎回、叱られています。
5歳の女の子に毎回毎回「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られるという新鮮さが楽しく、普段当たり前に思って「なぜだろう?」と考えない大人に好奇心を取り戻してくれるこの番組。教育番組だけど堅苦しくなくて、とっても面白いです。
解説に出てくる専門家も大学の先生が多く、へ~この大学ってこんな研究やっているのか!などとオープンキャンパスに行けなくとも、研究室について詳しくわかったりして、勉強にもなります。
さて、先日の回で「どうして鉛筆は書けるの?」という質問がありました。
鉛筆?え?そりゃ炭素が入っているから、その炭素の粒子が・・・
チコ「ガラスには書けないわよねえ?」
粒子が乗っからない?摩擦の関係?
だめだ、子供にもわかるような説明なんて絶対できない。というか、、そんな細かい仕組みしらない。そんな仕組みも知らないで、テストで「マークシートではH・F・HBの鉛筆しか使えません。シャープペンシルはメモを取る場合に限り使えます」って、今まで何回言ってきたことか。。。。
チコちゃんからは、鉛筆の芯が層状になっていて、それがまるでトランプのように剥がれて紙に乗っていく・・・と、とてもわかりやすい解説。炭素の粒子がどんな風に乗っかるのかとか、ちゃんと考えたことがなかったので、なるほどね!と目から鱗でした。
さて、その番組内でさらに紹介されていたのが、鉛筆の濃さと炭素の含有量について。
よく使うHBは炭素が約70%、粘土が30%なんだそうです。2BとかHとか炭素の量の違いで濃さが決まるのは知ってましたが、70%くらいっていうのは・・・思ったより少ない。
ちょっと気になったので調べてみたら、2Bが74%、2Hだと60%程度のようです。
「先生どうしてマークシートに2Bの鉛筆使っちゃいけないんですか?」と、いう質問をされることが多いのですが、これは炭素が乗り過ぎてしまって、消したときに紙に残ったり、あるいは他のマーク部分を汚してしまう可能性があるから。
じゃあ、硬めの鉛筆なら何度も書けばちゃんと黒くなるしいいのでは?という意見もありますが・・・それもNG。筆圧が高くなり紙に凹凸が出来てしまい、これまたマークシートの読み取りが正確にできない可能性があるからです。
いずれにしても試験は「指定された濃さの鉛筆を使う」というのが一番いいわけですね。私が一番お勧めしている鉛筆はこちら。
トンボのマークシート用鉛筆です!転がりにくいキャップ付きがおすすめ!書きやすいので、マークシートだけでなく通常の記述試験でも私は愛用しています。ぜひ!